2025/11/19

コワーキングスペースとは?意味・特徴・メリットから選び方まで

近年、リモートワークや副業が広がり、働く場所の選択肢として注目を集めているのが「コワーキングスペース」です。本記事では、コワーキングスペースの特徴やメリット・デメリット、料金体系や選び方のポイントまでをわかりやすく解説します。

コワーキングスペースとは

複数の利用者が働くオープンスペース型コワーキングスペースのイメージ

コワーキングスペースとは、複数の人や企業が同じ空間を共有しながら作業できる共同のワークスペースです。自宅やカフェに比べて設備が整い、オフィスのような利便性を持ちながらも契約や利用方法が柔軟なのが特徴です。

デスクやWi-Fi、会議室などの環境が整っており、フリーランスや副業ワーカー、リモート勤務の会社員まで、幅広い人に活用されています。

コワーキングスペースが注目される背景

コワーキングスペースが広がった背景には、リモートワークや副業の普及があります。近年は政府の働き方改革やテレワーク推進、さらにコロナ禍をきっかけに多様な働き方が定着しました。

自宅では集中できない、カフェではセキュリティや電源の不安があるなか、そんな課題を解決できる場所として、コワーキングスペースの需要は急増しています。

レンタルオフィスとの違い

レンタルオフィスは、専用の個室やスペースを借りて自分たちだけで利用するスタイルです。オフィス家具や電話回線などが備え付けられていることが多く、法人登記や住所利用も可能で、より「自分のオフィス」に近い感覚で使えます。

その一方で、契約は月単位・年単位と比較的長期で、コストも高めに設定されているケースが多いのが特徴です。

これに対して、コワーキングスペースは、共有のオープンスペースやフリー席を中心に利用する形式で、必要に応じて個室や固定席を契約できます。短期間から利用できる柔軟性や低コスト性に加え、他の利用者との交流やコミュニティ形成が期待できる点が大きな違いです。

シェアオフィスとの違い

シェアオフィスは、ひとつのフロアや空間を複数の企業が区切って利用する仕組みが一般的です。各社が専用のデスクやブースを持ちながら、会議室や複合機など一部の設備を共有するイメージです。

プライバシーや独立性は保たれやすい一方で、入居する企業間の交流はあまりなく、利用スタイルもオフィスに近いのが特徴です。

一方、コワーキングスペースは専有スペースを持たず、フリー席やオープン席を使う利用者同士が同じ空間で働くのが基本です。シェアオフィスよりも自由度が高く、交流が生まれやすいのも魅力でしょう。反対に、落ち着いた専有空間を求める人にはシェアオフィスの方が適している場合もあります。

 

 

コワーキングスペース

レンタルオフィス

シェアオフィス

利用形態

席や空間を共有して自由に利用

専用の個室や区画を契約して独占利用

フロアを区切り、各社専用のブースを利用

契約期間

時間単位・日単位・月単位など柔軟

月単位〜年単位の長期契約が多い

月単位契約が中心

コスト

低コスト
(数百円〜数万円で利用可)

高め
(初期費用・保証金あり)

中程度
(レンタルオフィスより安い)

プライバシー性

低め
(オープンスペース中心)

高い
(個室で独立性あり)

中程度
(半個室ブース)

 

コワーキングスペースの種類

コワーキングスペースのフリー席や固定席が並ぶ明るいワークスペースの写真

コワーキングスペースにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。自分の働き方や利用目的に合わせて、最適なスタイルを選ぶことが大切です。

フリー席/固定席/個室型

コワーキングスペースの席は、以下の種類があります。仕事のスタイルや人数に合わせて、選びましょう。

フリー席

利用時に空いているデスクを使う形式。コストが抑えられ、気軽に利用可能。

固定席

自分専用のデスクを契約するスタイル。荷物を置ける安心感があり、毎日通う人に適している。

個室型

1人〜小規模チーム用の個室を利用でき、集中やプライバシーを重視する人に最適。

24時間利用型/日中利用型

24時間利用できる施設は、夜型ワーカーや海外とのやり取りが多い人に便利です。また、自由に常に利用できる安心感があります。日中のみ利用可能な施設は料金が抑えられ、企業のテレワーク拠点や短時間利用に向いています。

サテライトオフィス型

大企業や自治体が導入するケースも多く、社員が自宅近くや地方拠点で働けるように整備されたタイプです。通勤時間を減らせることから、近年特に注目を集めています。

特化型(コンセプト型コワーキング)

女性専用やスタートアップ特化、ITエンジニア向け、地域コミュニティ型など、利用者の属性や目的に特化したスペースも増えています。

コワーキングスペースの機能

デスクやチェアが整った作業環境を提供するコワーキングスペースのイメージ写真

作業環境の提供

フリー席・固定席・個室の3タイプが一般的です。フリー席は低コストかつ柔軟ですが、混雑時は席確保が課題でしょう。

また、固定席は、自席が持てて荷物も置けるため、ルーティン化しやすいのが利点です。個室は防音性や視線遮断が期待でき、機密作業や連続オンライン会議に向いています。

ビジネスインフラの完備

高速Wi-Fi・有線LANポート、複合機(コピー/プリント/スキャン)、シュレッダー、貸出アダプター等が基本装備されています。また、FAXや電話などが備えられているところもあります。

住所の利用・法人登記

ビジネス住所として名刺・Webサイトに記載できるほか、プランによっては法人登記も可能です。ただし、すべての施設で登記可能ではありません。

また、銀行口座開設は各金融機関の審査基準に従い、利用証明書や契約書の提出を求められることがあります。

解約時は登記住所の変更手続きが必要です。

郵便物や電話の取次ぎ

郵便・宅配の受け取りや保管、転送を行うサービスがあります。転送頻度、サイズ制限(大型・クール便不可等)、保管期間、受取不可物(現金書留・貴重品など)の規定を確認しましょう。

電話は専用番号の提供や転送、電話代行といったオプションがある場合もあります。

会議・打ち合わせの場

2〜4名向けの小会議室から10名以上の会議室、プロジェクタ・大型モニター・ホワイトボードが利用できます。Web会議用のマイク/スピーカーや配信対応のためのHDMI・USB-C・Type-Aを備える施設もあります。

リフレッシュスペース

ラウンジ、ドリンクコーナー、電子レンジ・電気ケトル・冷蔵庫などを備え、長時間作業のオン・オフが切り替えやすい環境を提供します。

軽食・においの強い食事・アルコールの扱いは施設ごとにルールが異なるため事前確認が安心です。

スタッフによる簡易サポート

受付での来客対応、会議室の鍵出し、備品貸出、宅配便の発送サポート、トラブル時の一次対応など、日々の運用を支えるサポートが受けられます。

イベント開催時の会場設営・片付け、請求書・領収書の発行、ポストの仕分けなど、施設により対応範囲が異なります。

コワーキングスペースのメリット

コワーキングスペースで作業をする利用者のイメージ画像

低コストでオフィス環境を整えられる

自分でオフィスを借りる場合、敷金・礼金・保証金・内装工事費など多額の初期費用がかかります。一方、コワーキングスペースは月額数千円から利用でき、机や椅子、ネット環境、会議室といった設備が整っています。

そのため、スタートアップやフリーランス、起業初期の個人にとって、リスクを抑えてオフィス環境を確保できる大きなメリットがあります。

柔軟な働き方を実現できる

フリー席や個室席、ドロップイン利用や月額契約など、利用形態を自由に選べるのが特徴です。平日は固定席で集中し、休日はフリー席を気分転換に利用するなど、働き方やライフスタイルに合わせて調整可能です。

リモートワークや副業が普及するなかで、自宅では業務に集中しづらい、カフェなどではWi-Fiやプリンターなど設備が不十分であるといった課題を抱える人も少なくありません。コワーキングスペースはそうした悩みを解消し、柔軟に活用できる点が魅力です。

人脈や交流のきっかけになる

異業種の人やフリーランス、スタートアップ経営者が集まるため、普段の仕事環境では得られない出会いやつながりが期待できます。

施設によってはイベントや勉強会、交流会を開催していることも多く、新しいビジネスチャンスや共同プロジェクトのきっかけにつながることもあります。

設備やサービスが充実している

自宅やカフェでは整いにくい高速Wi-Fi、複合機、会議室、フォンブース、フリードリンクなどが利用できるため、快適さと効率性を兼ね備えています。

さらに法人登記や郵便物受け取りなど、オフィス代わりに利用できるサービスを提供している施設もあります。作業環境だけでなく、リフレッシュスペースやラウンジも整っているため、長時間の作業にも向いています。

通勤や移動の負担を減らせる

コワーキングスペースは駅近や住宅街の近くなど、アクセスの良い場所に多く展開されています。

全国に拠点を持つサービスであれば、自宅の最寄りや出張先でも利用できるため、移動時間を短縮しながら効率的に働くことができます。結果として、ワークライフバランスの改善や生産性の向上にもつながるでしょう。

コワーキングスペースのデメリット

コワーキングスペースで働く利用者の様子を写したイメージ画像

集中しづらい環境になる場合がある

オープンスペースは利用者同士が近くに座るため、周囲の話し声やキーボード音が気になることがあります。

電話やオンライン会議が重なると騒がしく感じることもあるため、集中作業を重視する場合は個室席や防音ブースを選ぶ必要があります。

プライバシーや情報管理に注意が必要

コワーキングスペースは共有空間のため、画面を覗き見されるリスクや、電話での会話が周囲に聞こえるリスクがあります。

機密性の高い業務を行う場合は、画面フィルターやイヤホンマイクを利用したり、セキュリティに配慮した個室を選ぶことが重要です。

混雑時には席が確保できないこともある

人気のある施設や時間帯は、フリー席が埋まってしまうこともあります。昼間の繁忙時や都市部の拠点では混雑しやすいため、確実に利用したい人は固定席契約や事前予約を活用する必要があるでしょう。

コワーキングスペースの料金体系と契約形態

コワーキングスペースで会話をしながら仕事をする利用者の写真

月額制で安定的に利用できる

コワーキングスペースを毎日利用する人におすすめなのが月額制プランです。定額料金で利用できるため、コストを見積もりやすく、オフィス代わりに長期的に使いたい人に適しています。固定席や個室を契約できる場合も多く、安定した環境を確保したいフリーランスやリモートワーカーに人気です。

ドロップインで必要な時だけ使える

出張先や外出中に一時的に作業したい人には、ドロップイン利用が便利です。1時間単位や1日単位で利用できる施設が多く、カフェ代わりに使える柔軟さが魅力です。料金は、利用時間に応じて発生するため、頻繁に利用しない人や短時間の作業が中心の人に向いています。

オプションサービスで機能を拡張できる

基本プランに加えて、会議室の時間貸し、ロッカー契約、住所利用、法人登記、郵便物受け取りなどのオプションを追加できる施設もあります。必要に応じてサービスを選べるため、利用スタイルに合わせて機能を拡張可能です。

コワーキングスペースの選び方ポイント

利用者がパソコン作業をしているコワーキングスペースの作業風景

アクセス・立地

継続して利用する場合、アクセスの良さはとても重要です。自宅や駅から近い施設であれば通いやすく、移動時間の短縮にもつながります。

さらに、全国に拠点を展開しているサービスを契約しておけば、自宅近くはもちろん、出張先や外出先でも同じ契約で利用可能な場合もあります。

設備・サービス

利用目的に応じて、必要な設備やサービスが揃っているかを確認しましょう。Wi-Fiや電源はもちろん、会議室、複合機、フォンブース、リフレッシュスペース、登記利用の可否など、施設ごとに違いがあります。

自分の業務に必要なものをリスト化して比較するのがおすすめです。

契約の自由度

解約条件や利用時間の柔軟性もチェックしておくと安心です。「短期間だけ契約したい」「月単位で契約したい」といった希望に適う設定があるかは施設によって異なります。

起業準備中で短期間だけ利用したい場合には、月単位の契約ができる施設が便利です。反対に、長期で腰を据えて使いたい場合には、固定席や個室を年単位で契約できるプランが安心です。

また、解約条件や違約金の有無もチェックポイントです。最低利用期間が定められている場合や、途中解約に手数料がかかる場合もあるため、事前に確認しておくと後々のトラブルを防げます。

コミュニティ性

イベントや交流会を積極的に行う施設もあれば、静かに作業に集中できる施設もあります。人脈を広げたい人は、定期的に勉強会や交流会などが開かれ、異業種の人と自然に出会えるコミュニティ性の強い施設を、集中作業を優先したい人は落ち着いた環境を選ぶと良いでしょう。

空き状況/混雑度

混雑時にはフリー席が確保できない場合もあるため、事前に見学して混雑の具合を確認することをおすすめします。

施設によっては予約制や混雑状況をアプリで確認できる仕組みを導入している場合もあります。

利用頻度とコストのバランス

毎日使うなら月額制、たまに利用するだけならドロップイン、といったように利用頻度に合わせた料金プランを選ぶことが大切です。

必要のないオプションをつけると割高になるため、自分の利用スタイルを明確にしてから契約するのが賢明です。

働きやすさを追求したワークスペース「comolu」

完全個室型ワークスペースcomolu

多様なコワーキングスペースがある中で、落ち着いて集中できる環境を求める方におすすめなのが「comolu(コモル)」です。新宿や東京日本橋、渋谷などアクセスの良いエリアに展開しており、完全個室型のシェアオフィスとして設計されています。

料金は15分単位の従量課金制で、初期費用や固定費は不要です。そのため、短時間の集中作業や外出先でのリモートワークにも柔軟に対応できます。無人運営のため、WEBから予約・入退館までオンラインで完結できる点も魅力です。

一部店舗には会議室も備えられており、個人利用だけでなく打ち合わせやチーム作業にも活用可能です。なお、法人登記・受付秘書対応・郵便物の受け取りサービスには対応していませんが、静かな個室空間で、「必要なときに、必要なだけ」働ける場を探している方にぴったりな選択肢です。

 

▶ 完全個室型のワークスペース【comolu(コモル)】

コワーキングスペースに関するQ&A

6人の悩んでいる人々

Q. コワーキングスペースの利用はどんな人におすすめ?

フリーランスや副業ワーカー、スタートアップ起業家はもちろん、会社員のリモート勤務にも最適です。自宅では集中しにくい人や、打ち合わせや商談をするスペースが必要な人にもおすすめできます。

自宅以外の「第二の仕事場」を持つことで、オンオフの切り替えがしやすくなり、生産性が高まるケースも。さらに、法人登記ができるコワーキングスペースもあるため、スタートアップ企業が初期の拠点として利用する例もあります。

Q. 1日だけでも利用可能?

多くのコワーキングスペースで、1日単位または時間単位の「ドロップイン利用」が可能です。出張先や外出時の空き時間に利用できるため、短時間の利用にも便利です。料金は1時間数百円から数千円程度が一般的です。

Q. コミュニティが苦手でも大丈夫?

コワーキングスペースには、交流を重視するタイプと、静かに集中できる環境を重視するタイプがあります。イベントや交流会を開催している施設でも、参加は任意であることがほとんどです。無理に交流する必要はありません。

また、フリー席ではなく固定席や個室を選べば、周囲との距離を保ちながら落ち着いて作業できます。自分の性格や働き方に合わせて選べるので、コミュニティが苦手な人でも安心して利用できます。

自分に合ったコワーキングスペースで理想の働き方を叶えよう

利用者がパソコン作業をしているコワーキングスペースの作業風景

コワーキングスペースは、フリーランスや副業ワーカー、企業のリモート社員まで、多様な働き方を支える新しい拠点です。カフェのような気軽さと、オフィスのような利便性を兼ね備え、利用目的に合わせて柔軟に選べるのが魅力といえます。一方で、プライバシーや混雑といった注意点もあるため、メリットとデメリットを踏まえて自分に合った環境を選ぶことが大切です。まずは利用スタイルや目的を整理し、複数の施設を比較しながら最適なコワーキングスペースを見つけていきましょう。

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